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異物を抜いて、ロフトを揃えましたが?

先日、常連様がご友人の方と一緒にご来店くださいました。


今回はご友人の方の相談だったのですが、

量販店で既製品を購入したのですが、ご自身が考えていたほどのものではないクラブであった為に、

工房へ相談に行かれたそうです。



そこでは、シャフトの先端に異物が入ってるのと、スパインが調整されていない、

ロフトやライがめちゃくちゃですと言われ、すべて調整してくださいとお願いしたそうです。



シャフトを抜いて、挿して、グリップを交換して、

ロフトとライは、カタログ通りの数値にしたそうです。

物を購入したのはグリップだけ、

それでも相当な金額だったそうです。

いわゆる技術料、工賃というやつなのかもしれませんが、本当に効果があったのでしょうか



結果はというと、こちらに書いてる時点でお分かりだと思いますが、

全く変化はなかったそうです



という事で、当店でデータを見てくれないかとご来店いただきました。



早速打っていただくと、

アイアンはリアルロフトの多いクラブで、

極端に打ち込むスイングです。

その為、SpinLoftが多くなり、LaunchAngleは高く、Spinlateも多くなります。

となると、ショートアインになればなるほど、影響は多くなるため、

どんどんどんどん飛ばなくなります。


それをロフトをカタログの数値に合わせたからと言って、良くなるわけもありません。

当店に来店されてるプロでも、番手間が1度しか違わない場合もありますし、

必ずしもカタログ数値が正しいという訳ではありません。

あくまでも設計上のロフトであり、人それぞれの打ち方で極端な方もいらっしゃいます。

それを合わせていくのが、私たち工房の仕事でもあります。


私のクラブは、ショートアイアンになるにつれて、番手間のロフト差は少なくなっています。

なぜなら、そうしないと短いクラブが上がりすぎて飛ばないからです。





この方は飛距離不足に悩まれていたのですが、

量販店では、試打をしながら店員さんから「飛んでますね」と言われ購入したわけですが、

そもそも色々な要素の関係上、ダイナミックロフトも多く、AoAも極端で、

その影響でSpinrateも多くなり、飛ばないのは、物理的に考えれば簡単に解る事でした。



それを、異物が、スパインが、などなど、

色々な神話に基づき作業を行ったものの、そんなものではありませんでした。

そらそうです、神話なんですから


それよりも、キチンとしたFittingをし、現状が解れば簡単に解決するであろう事柄を、

ああだ、こうだと言いながら、お客様にお金を使わせる、

そんなことでは、工房離れが進むに決まってます。


量販店が、ああだこうだという前に、私たち工房ももう少し考えるべきだと思うのですが




という事で、お客様はロフトを立てることで少し距離が出るようになりましたが、

元々のアイアンとシャフトに問題を抱えながら、少し様子を見ていただくことになりました。



このような方、本当に目立ちます。

残念ですが、これが現状なんです




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